秘書の道のり

企業が求める人材とは

これから、就職活動がスタートする12月が訪れると、人事部の採用担当者は眠い目をこすりながら、日夜、履歴書や職務経歴書、ネットのエントリーシートとにらめっこを繰り返すのです。
そして、同じ質問で面接を何度も重ね、役員や社長面接が終わるとようやく内定を出し、研修準備に取り掛かっていきます。
この一連の作業の中で人事担当者は一体、応募者の何を見て採用を決めていくのでしょう。

学歴、成績、スキル、人間性、海外でのキャリアなど、どれも選考基準の上で大事な要素で、これら要素に点数を付け、下品な言い方ですが、応募者はふるいにかけられてしまうのかもしれません。
しかし、企業が求める人材はこういった机上で認識できる優秀な人材ではなく、「即戦力」の使える人材だということを忘れてはいけません。
でも、新卒に即戦力を求められても…と困惑してしまいますよね。

秘書 求人企業が新卒へ求める即戦力とは自分で考えて行動する力、言い方を変えれば「自律性」のことを言うようです。たとえば、大学在学中に100m走選手として、大会で優勝した経験があるとします。面接では「皆さんが応援してくれたお陰です」と述べて、「その経験を活かして企業の発展や利益向上に役立てたいです」とアピールしたら、人事担当者は「会社が影になり、日向になってサポートしなければ役に立たない人」と解釈してしまうかもしれません。
これが、「タイムが切れない時、仲間に言われた一言で目が覚めました」「雨の日も、雪の日も、毎日汚いユニフォームを手で洗ってくれた母親の後ろ姿を見て、必ず優勝して恩返しをしようと誓った結果です」など、実は挫折があって今の栄光があること、大変な思いをして支えてくれた人達への感謝が自分の行動原理となり、自分の限界を超えたことなど、その結果に至った経緯をきちんと分析し、成功に結びついた要因を的確に判断して自分の言葉で表現してみると、人事担当者の心に響くのではないでしょうか。
同様に、履歴書や務経歴書はネットで探した他人の言葉を拝借するのではなく、自分の言葉で心に届くものを作成しましょう。

秘書 求人さて、秘書の仕事は偉い人のお世話をするのですから、両親の庇護のもと、大事に育てられた新卒に、はじめからうまくこなせるなんて、誰も期待などしていないのです。
自己分析や判断能力にすぐれていれば、仕事でミスをしても、原因を追究して二度と同じ過ちを繰り返すことはないでしょうし、そこから成長が見込めるのです。

現代は自分で判断して行動できない、マニュアルを与えなければ仕事ができない、そんな若者が増えてしまいました。その為に、秘書業務は派遣社員にとって変わられてしまったのかもしれません。ここ数年のそういった慣習をあなたが変えていけるとしたらどうでしょう。また、学歴やスキルがなくても、「何かを変えていってくれそう」という存在にあれば、試しゴマとして、企業は採用を考えるかもしれないのです。ポイントは即戦力イコール自律性ですね。

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